日本大百科全書(ニッポニカ) 「ズグロチャキンチョウ」の意味・わかりやすい解説 ズグロチャキンチョウずぐろちゃきんちょう / 頭黒茶金鳥black-headed bunting[学] Emberiza melanocephala 鳥綱スズメ目ホオジロ科の鳥。同科ホオジロ属38種中の1種。全長約16.5センチメートル。雄の夏羽は背面が栗(くり)褐色、頭部は黒色、下面は黄色である。ヨーロッパ南東部、中央アジア、インド、タイに分布する。日本では迷鳥として八丈島での記録が二度あるが、1981年(昭和56)5月に舳倉(へぐら)島でカワラヒワ、アトリ、マヒワなどとともに採餌(さいじ)する雌雄2羽が観察された。これが迷行か籠(かご)抜けかは不詳である。[坂根 干] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例