ずっけり(読み)ズッケリ

デジタル大辞泉 「ずっけり」の意味・読み・例文・類語

ずっけり

[副]相手の気持ちなど無視して、無遠慮に物を言い切るさま。ずけずけ。
提婆だいばが悪の耳こすり、―言うていやがらし」〈浄・和田合戦

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ずっけり」の意味・読み・例文・類語

ずっけり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 遠慮しないでありのままをきっぱりと言うさまを表わす語。ずけずけ。
    1. [初出の実例]「提婆が悪の耳こすり、ずっけり言うて厭がらし、妙薬一服用ゐてやろ」(出典:浄瑠璃・和田合戦女舞鶴(1736)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android