ずんぶり

精選版 日本国語大辞典 「ずんぶり」の意味・読み・例文・類語

ずんぶり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる。「づんぶり」とも表記した )
  2. 水中などに、物の全体が沈みこむさまを表わす語。また、水・雨などにすっかり濡れるさまを表わす語。ずっぷり。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「すんふりと山もしつむや霧の海〈栄甫〉」(出典:俳諧・玉海集(1656)三)
  3. 夕日が山の端に沈んで、すっかり日が暮れるさまを表わす語。とっぷり。ずっぷり。
    1. [初出の実例]「はや日はずむぶりとくれた」(出典:雲形本狂言・狐塚(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例