普及版 字通 「セキ・むしろ・おおきい」の読み・字形・画数・意味
14画
[字訓] むしろ・おおきい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は席(せき)。〔説文〕一下に「廣多なり」とあり、〔詩、風、緇衣〕「緇(くろ)き衣の(ゆた)かなる」による。席は儀礼的な場に用いるもの、は宴席などに用いる広大なものをいうのであろう。それで大・広多の意がある。
[訓義]
1. むしろ、大きなむしろ。
2. 広い、おおきい。
3. たくわえる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 オホキナリ
[語系]
・席zyakは同声。〔説文〕七下に「席は(し)くものなり」とあり、dzyak、tziaもその声が近い。席・・は祭、はその粗大なものをいう。
[熟語]
戸▶・▶・号▶・子▶・薦▶・棚▶・帽▶
[下接語]
・・帖・薦・亭
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報