セサミノール

食の医学館 「セサミノール」の解説

セサミノール

 抗酸化成分の総称である「ゴマリグナン」には、セサミンセサモリン、セサミノールなど、いろいろな種類があります。「ゴマ」では、その50~60%を占めるセサミンについて触れましたが、セサミノールも重要な働きをします。
 セサミノールは、ゴマ自体には少量しか含まれていませんが、セサミノール配糖体(セサミノールに糖の分子がついたもの)を大量に含んでいます。これは、体内に入ると腸内細菌の働きにより、セサミノールに変換します。そして、腸管から吸収され、全身の細胞の酸化を抑えてくれることがわかりました。
 動脈硬化進行させる原因は、血中の悪玉コレステロール活性酸素によって酸化することだといわれています。セサミノールには、その酸化を防ぐ働きもあるので、動脈硬化の進行を抑える作用も期待できます。
 ゴマで効用を得るには、少量でも毎日とることです。大さじ1杯を目安に、こまめにとるようにしましょう。

出典 小学館食の医学館について 情報

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