セネシオニン

化学辞典 第2版 「セネシオニン」の解説

セネシオニン
セネシオニン
senecionine

C18H25NO5(335.40).キク目ハンゴンソウSenecio platyphyllos,ダンドボロギクErechtites hieracifoliaなどに広く分布するセネシオアルカロイド一種板状晶.融点236 ℃,昇華点129 ℃(27 Pa).-56°(クロロホルム).水に不溶,有機溶媒に可溶.加水分解によって,セネシン酸(senecic acid,融点147 ℃)と,レトロネシンとを与える.肝臓毒で肺障害を起こす.家畜類に対する去痰(たん)剤として用いられる.[CAS 130-01-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む