普及版 字通 「セン・かゆ・かたがゆ」の読み・字形・画数・意味
22画
[字訓] かゆ・かたがゆ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は亶(たん)。亶に・氈(せん)の声がある。〔説文〕五下に「糜(び)なり」とあり、かゆをいう。〔左伝、昭七年〕に、孔子の先世正考父(せいこうほ)の盤銘と称するものを載せ、「是(ここ)にし是に鬻(しゆく)(かゆ)し、以て余(わ)が口を餬(のり)す」という語がある。ただ先秦の金文銘に、この種の鍼戒風のものはない。はかたがゆ、鬻はうすがゆ。はまた糊ともいう。
[訓義]
1. かゆ、かたがゆ、あつがゆ。
2. たべもの。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加由(かゆ)〔名義抄〕 カタカユ・カユ
[語系]
・顫tjianは同声。tjiuanも声が近く、顫・はやわらかで動くものの意がある。炊飯に対して、形の固定しないかゆをという。
[熟語]
▶・粥▶・▶・酎▶
[下接語]
餬・羹・新・粗・・朝・麦・粱・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報