せんそ

普及版 字通 「せんそ」の読み・字形・画数・意味

【践】せんそ

は東側の主人階段即位。〔礼記、文王世子王、幼にして(のぞ)むこと能はず。相(たす)けてを踐みて治め、世子の法を伯禽(はくきん)に抗(あ)ぐ。~るときは、則ち伯禽を撻(むちう)つ。王に世子のを示す以(ゆゑん)なり。

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【蟾】せんそ

がまの油。〔本草綱目、虫四、蟾蜍〕(蟾采治)李時珍曰く、蟾を取ること一ならず。或いは手を以て眉(びりやう)を(おさ)へ、白汁を油紙上び桑上に取り、~或いは(にら)び胡椒等の辣物を以て口中にるるときは、則ち蟾身、白汁出づ。竹の箆(へら)を以て刮下(くわつか)す。

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】せんそ

粥と野菜

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【遷】せんそ

死ぬ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「せんそ」の意味・わかりやすい解説

せんそ
せんそ / 蟾酥

唐代から強心、鎮痛、解毒薬として用いられてきた漢薬。ヒキガエル科のアジアヒキガエルBufo bufo gargarizansおよびヘリグロヒキガエルB. melanosticusの耳腺(じせん)から分泌される乳液を集めて乾燥したもの。商品形態から、「餅手(もちで)」「銭手(ぜにで)」「薄片(盤状)」の3種に分類される。餅手は径8センチメートル、厚さ1.5センチメートルほどの平たい円盤状で、おもに中国の河北省、山東省、四川(しせん)省などで生産され、品質がよい。銭手は径2~3センチメートルの碁石状、薄片は径3~10センチメートルの薄い盤状で、いずれも江蘇(こうそ)省などで生産される。

 せんそには、強心、局所知覚麻痺(まひ)、胆汁分泌促進、軽度の利尿膵液(すいえき)分泌促進、胃液分泌抑制、抗炎症、毛細血管透過阻止などの作用があることが薬理学的に証明されている。これらの作用の多くはブファリンと称されるステロイド成分で、そのほかガマブフォタリン、カルデノライドなどが主たる作用物質である。わが国では六神丸(ろくしんがん)をはじめとする配置家庭薬の製造原料として重要である。また鎮痛、止血薬として外用される。いわゆる真正の「ガマの油」は本品である。

[難波恒雄・御影雅幸]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「せんそ」の解説

センソ

生薬ひとつ。ヒキガエルなどの耳腺分泌物を乾燥させたもの。強心作用がある。

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