法則の辞典 「セント・ジェルジ回路」の解説 セント・ジェルジ回路【Szent-Gyorgyi cycle】 糖代謝過程の中途段階に,コハク酸→フマル酸→リンゴ酸→オキザロ酢酸という酸化経路が含まれることをセント・ジェルジが提案し,これらは酸化の中間体そのものではなくて,酵素的に作用する「担体」であるとした.後にクレプスがクエン酸回路(クレプスサイクル*)を提案したとき,この中に組み込まれて,コハク酸が再合成されることや,中間体のピルビン酸が酸化されて三分子の二酸化炭素が生成することが巧みに説明されることとなった. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報