普及版 字通 の解説
10画
(異体字)
10画
[字訓] やわらかい・もろい・よわい
[説文解字]
[字形] 会意
正字はに作り、(肉)+色。〔説文〕四下に「小(せうぜん)にして斷ち易きなり」とあり、「の省聲」とするが、と関係のある字ではない。色は人を後ろより擁して交わる形。その部分の肉をという。肉の柔弱なる意より、美の意となる。
[訓義]
1. やわらかい、肉のやわらかい部分。
2. もろい、よわい。
3. こえたやわらかい肉、美しい。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 毛呂志(もろし) 〔名義抄〕 モロシ・ウシロ・ヤハラカナリ 〔字鏡集〕 ウルハシ・アヤフシ・ヤハラカ・モロシ・キ(ヤ)ハラカキナリ
[熟語]
脚▶・怯▶・潔▶・好▶・骨▶・弱▶・促▶・断▶・薄▶・美▶・味▶・亮▶
[下接語]
甘・軽・柔・清・雪・・爽・肥・美
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報