ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソゾメノス」の意味・わかりやすい解説
ソゾメノス
Sōzomenos, Salamanēs Hermeios
[没]450頃.コンスタンチノープル
ビザンチン帝国の教会史家。コンスタンチノープルで弁護士をするかたわら『教会史』 Historia ekklēsiastikē (9巻) を著わし,324~425年までを扱った。同じ教会史家ソクラテスの『教会史』の補足と修正を心がけ,文体的にはこれを上回っている。歴史史料としての価値は使用した資料を無批判に引用したことによりそれほど大きいとはいえない。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報