ソッツィーニ主義(読み)ソッツィーニしゅぎ(その他表記)Socinianism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソッツィーニ主義」の意味・わかりやすい解説

ソッツィーニ主義
ソッツィーニしゅぎ
Socinianism

16世紀,イタリアのシエナの人,レリオ・ソッツィーニおよび彼の甥 F.ソッツィーニらが,スイスの宗教改革者セルベツスの反三位一体神学の影響を受け,特にポーランドクラクフを中心に東方に推進した教会改革運動。その教義的特徴は三位一体とキリストの神性の教義の否定であり,1605年『ラカウ・カテキズム』 Rakauer Katechismusを編纂,これを基準とする。戦争に絶対反対,無抵抗主義をとる。 17世紀まで発展したが,カトリック側の対抗宗教改革の圧力とポーランド議会の決議によって 38年本部が破壊され,追放された。イギリス,アメリカではユニテリアンと同一視されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む