ソテツシダ類(読み)ソテツシダるい(その他表記)Cycadofilicales

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソテツシダ類」の意味・わかりやすい解説

ソテツシダ類
ソテツシダるい
Cycadofilicales

裸子植物ソテツ綱ソテツシダ目。人によってはこれを綱として取扱う。外形はシダ植物類に似るが,真正種子を生じること,維管束木質部には有縁孔仮道管をもつことから,シダ状種子植物とも呼ばれ,裸子植物の近縁として取扱われる。石炭紀からペルム紀に栄え,ペルム紀が終るとともに絶滅した。

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改訂新版 世界大百科事典 「ソテツシダ類」の意味・わかりやすい解説

ソテツシダ類 (そてつしだるい)

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世界大百科事典(旧版)内のソテツシダ類の言及

【シダ種子類(羊歯種子類)】より

…種子は大胞子葉につくが,石炭紀においては胞子葉が集合して球果をつくることはなく,球果をつくった小葉類や有節類とは明りょうに別系統であることを示している。ソテツ型の茎とシダ型の葉をもつことからソテツシダ類とも呼ばれたが,現在ではシダ型の葉に種子をつけた植物という意でシダ種子類の名が使用されている。デボン紀末にアルカエオスペルマArchaeosperma(イラスト)と名づけられた最初の種子が発見報告されたが,これ以外は全部石炭紀以降に出現した。…

※「ソテツシダ類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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