普及版 字通 「ソン・うわさ」の読み・字形・画数・意味
15画
[字訓] うわさ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(尊)(そん)。〔説文〕二上に「聚りて語るなり」とあり、うわさ話をいう。〔詩、小雅、十月之交〕に「沓(そんたふ)」という語があり、〔釈文〕に〔説文〕を引いて「は聚るなり」とする。〔三家詩〕に字をに作る。沓は沓沓、口やかましいさまをいう擬声語である。
[訓義]
1. あつまっていう、やかましい。
2. うわさ、うわさばなし。
[古辞書の訓]
〔立〕 モノカタリ・カタラフ 〔字鏡集〕カシカマシ・カタラフ
[語系]
・・tzunは同声。は聚まって話する、は聚まる、(そん)は減らす意。いずれも尊貴の意を含むものはない。
[熟語]
議▶・競▶・▶・沓▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報