最新 地学事典 「ソーダ石」の解説
ソーダせき
ソーダ石
natron
化学組成Na2CO3・10H2Oの鉱物。単斜晶系。空間群Cc,格子定数a1.283nm, b0.903, c1.344, β123.0°,粒状または柱状皮殻,双晶面(001)。劈開{001}明瞭,{010}不完全,断口貝殻状,脆弱,硬度1~1.5, 比重1.478。ガラス光沢。白ときに灰・黄色(不純物による)。味アルカリ性。融点34.5℃。乾燥空気中ですぐ風解し,サーモナトライトを生ずる。透過光で無色,屈折率α1.405, β1.425, γ1.440。2V(-)大,光分散r>v弱。水に易溶,アルカリと反応,酸で発泡。天然にはソーダ湖中に溶液の状態で産出する。化学組成から命名。
執筆者:吉井 守正
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

