ゾナラス(その他表記)Zōnaras, Iōannēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゾナラス」の意味・わかりやすい解説

ゾナラス
Zōnaras, Iōannēs

12世紀頃のビザンチンの歴史家。宮廷の官房官であったが,のち修道士となり,マルマラ海の小島ハギア・グリュケリアにおいて,天地創造から 1118年までを扱った年代記『歴史梗概』 Epitomē historiōnを著述。これは同種のビザンチン帝国年代記のなかで第一級のものである。 14世紀には古代スラブ語,ルネサンス時代にはラテン語,フランス語,イタリア語にも翻訳された。また難解語の辞書『さまざまな書物からの語彙集成』 Synagōgē lexeōn syllegeisa ek diaphorōn bibliōnを著わしたほか,教会法の権威として,聖使徒規則,教父規則,公会議規則の注釈解説を残した。

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