ゾルザ
ぞるざ
Victor Zorza
(1925―1996)
イギリス在住の旧共産圏問題評論家。ポーランドに生まれたが、第二次世界大戦中イギリスに渡った。戦後『ガーディアン』紙などに寄稿を始め、旧ソ連、東欧などの問題を論じて名を知られた。練達した語学を駆使して共産圏のおびただしい新聞、雑誌を分析し、新しい動きをつかみ出す手腕に定評があった。中ソ対立の存在をいち早く指摘したり、ソ連のチェコスロバキアへの武力介入を予言したことは有名である。
[木村明生]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 