普及版 字通 「タイ・チ・かいたい」の読み・字形・画数・意味
13画
(異体字)
13画
[字訓] かいたい
[説文解字]
[甲骨文]
[その他]
[字形] 象形
神判のときに用いる神羊の形。〔説文〕十上に「解(かいたい)獸なり。牛に似て一角。古(いにしへ)を決(さだ)むるとき、不直なるに觸(ふ)れしむ。象形」(段注本)とあり、羊神判が行われた。〔玉〕にも「牛に似て一角」とするが、〔墨子、明鬼下〕に羊神判の詳しい記述がある。豸(ち)はの側身形を写したもので、解はまた解豸(かいち)ともいう。神判に勝利をえたの胸には、心字形の文彩を加えた。その字は慶。勝訴を慶ぶ意。敗れたは、その人(大)と、自己詛盟の器の蓋をとり去って((きよ))、これらを合わせて水に投ずる。その字は(ほう)(法)で、のちを略して法となる。は金文に廃棄の廃の意に用いる。これを水に流しすてて、大祓いをする。のち法官の冠に解の象を加え、解豸冠といった。
[訓義]
1. かいたい、神判に用いる神羊。
2. のり、法則。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ノボル・タツ・ススム 〔字鏡集〕 イタル・ノボル・ススム・タツ・スクフ・コモ・ヌノ
[下接語]
解・・黒・貂
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報