タイミンガサ(読み)タイミンガサ(その他表記)Cacalia peltifolia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイミンガサ」の意味・わかりやすい解説

タイミンガサ(大明傘)
タイミンガサ
Cacalia peltifolia

キク科多年草で,中部地方より西の本州に分布する。深山谷間などに生える。茎は高さ約 1.5mになり,葉は長い柄があって軟らかく,直径 35~60cmの円形で9~14の裂片に深く裂ける。葉柄はこの葉身の中央近くに楯状につく。9~10月頃,茎の上部で多数分枝し,円錐花序に多数の頭状花をつける。各頭花は6個の白い筒状花から成り総包片黄緑色で5個ある。

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世界大百科事典(旧版)内のタイミンガサの言及

【モミジガサ】より

…和名は葉形がモミジに似ていることと,葉が展開する前に傘をすぼめた状態であることによる。 タイミンガサC.peltifolia Makino(イラスト)は,近畿地方北部から北陸地方にかけての湿った渓谷に群生する大型の多年草。茎は基部やや斜上し,中部以上が直立し,100cm内外に達する。…

※「タイミンガサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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