タキ・オンコイ(その他表記)taqui onkoy

山川 世界史小辞典 改訂新版 「タキ・オンコイ」の解説

タキ・オンコイ
taqui onkoy

1560年頃,ペルー高地ワマンガ地方に発生して各地に蔓延した千年王国運動。ケチュア語で「踊る病」の意味ファン・チョクネが指導者であり,征服者の政治組織や教会が突然海に呑まれ,ワカ(聖所,神殿)と土着の神々が復興すると信じられ,民衆が乱舞した。まだ不明な点が多く,今後研究の余地があるが,アンデス地方最初抵抗運動として注目される。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

関連語 千年王国運動

関連語をあわせて調べる

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む