タキフィラキシス(その他表記)tachyphylaxis

改訂新版 世界大百科事典 「タキフィラキシス」の意味・わかりやすい解説

タキフィラキシス
tachyphylaxis

速成習慣ともいう。薬物を慢性的に連用した際に,その効果がしだいに減弱する薬物耐性とは異なり,生体がきわめて速やかに抵抗性を獲得することをいう。薬物を5~15分間の短時間間隔で反復投与した際に,その効果が急速に弱まる現象で,たとえばエフェドリンの血圧上昇作用は投与を数回繰り返すことによって消失する。同様の現象はチラミンヒスタミンなどでもみられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 金戸

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む