たそがれ派(読み)たそがれは(その他表記)crepuscolari

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「たそがれ派」の意味・わかりやすい解説

たそがれ派
たそがれは
crepuscolari

20世紀初めイタリアに興った詩の流派。伝統的修辞法にとらわれない自由な形式で詩を書いたことから,イタリア現代詩はこのグループとともに誕生したといわれる。主要な詩人はコラッツィーニ,ゴッツァーノ,F.M.マルティーニ,M.モレッティ,ゴボーニなど。 18世紀の大詩人 G.パリーニからカルドゥッチを経てダンヌンツィオにいたる,華麗で高度に修辞的なイタリア伝統詩の光芒がまさに消えようとする時期に現れた詩人たちという意味から,1911年に評論家ボルジェーゼが初めてこの呼称を用いた。コラッツィーニ,ゴッツァーノら夭折した詩人たちの,ささやくように歌う感傷的な詩句は,A.サマン,F.ジャム,ローデンバックなど,同時代のフランス,ベルギーの詩人たちの作品と気脈を通じている。

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