タッピンねじ(その他表記)self tapping screw; tapping screw

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タッピンねじ」の意味・わかりやすい解説

タッピンねじ
self tapping screw; tapping screw

ねじ自身のねじ山で,相手材の下穴にねじ山をつくりながり締込む小ねじ。相手材にめねじを切る工程やナット類が省かれ,締めつけ効果が大で,ゆるみにくいため,量産部品に適している。多くの種類があるが,頭部の形によって,すりわりつき,十字穴つき,六角頭つきなどに分けられる。相手材は,鋼板のほか,非鉄金属,合成樹脂木材などにも適用できるので,用途は広い。家庭用品,電気製品,自動車・車両・航空機などの内外装備品に用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android