変成(読み)ヘンジョウ

デジタル大辞泉 「変成」の意味・読み・例文・類語

へん‐じょう〔‐ジヤウ〕【変成/変生】

別の姿に変わること。仏の功徳によって生まれ変わること。また、その生まれ変わったもの。へんせい
彼婦人あのおんな裾張蛇すそっぱりじゃの―だろう」〈二葉亭浮雲

へん‐せい【変成】

[名](スル)形が変わってでき上がること。形を変えてつくること。また、物質4が変わること。

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精選版 日本国語大辞典 「変成」の意味・読み・例文・類語

へん‐せい【変成】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 形が変わってできること。また、形を変えてつくること。
    1. [初出の実例]「此変成の文法終に一箇の体裁を為し」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉四)
  3. へんじょう(変成)

へん‐じょう‥ジャウ【変成・変生】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 成り変わること。神仏の功徳によって他に姿を変えること。生まれ変わること。
    1. [初出の実例]「龍女変成と聞く時は、姥も頼もしや」(出典:謡曲・通盛(1430頃))
  3. へんせい(変成)

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