タン・ダン・かたる・おおきい

普及版 字通 の解説


19画

[字音] タンダン
[字訓] かたる・おおきい

[字形] 形声
声符は覃(たん)。覃に深くものを蔵する意がある。〔荘子、則陽〕に「夫子(ふうし)何ぞ我に王を(かた)らざる」とあり、一本に字を談に作る。・談は通用の字。談は談話は物語の意に用いる。

[訓義]
1. かたる、とく、はなす。
2. 誕と通じ、おおきい、かたる、いつわる、あざむく。
3. 覃(たん)と通じ、のびる。
4. 談と通じ、ものがたり。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 伊豆波利(いつはり)、、阿佐牟久(あざむく) 〔名義抄 セム・ミダル・ホコル・フカシ・シヅカ・サトル・タカム 〔字鏡集〕 ホコル・シヅカナリ・オホキナリ・ミダル・フカシ・カタム・サトル・セム・シヅカニ

[語系]
dm、(誕)danは声義近く、はいくらか虚誕のことを含んだ物語性のある話をいう。

[熟語]

[下接語]
・綺・談

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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