虚誕(読み)キョタン

デジタル大辞泉 「虚誕」の意味・読み・例文・類語

きょ‐たん【虚誕】

根拠のないことを大げさにいうこと。でたらめ。ほら。
「―妄説軽信して」〈福沢学問のすゝめ

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精選版 日本国語大辞典 「虚誕」の意味・読み・例文・類語

きょ‐たん【虚誕】

  1. 〘 名詞 〙 事実無根のことを、おおげさに言うこと。でたらめ。つくりごと。こしらえごと。虚妄(きょもう)
    1. [初出の実例]「余転聴此言、猶疑虚誕」(出典本朝文粋(1060頃)九・白箸翁〈紀長谷雄〉)
    2. 「素(もと)より虚誕(キョタン)を著すを戯作者本意として」(出典:滑稽本浮世床(1813‐23)二)
    3. [その他の文献]〔左雄‐上順帝疏〕

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普及版 字通 「虚誕」の読み・字形・画数・意味

【虚誕】きよたん

うそいつわり。晋・王羲之〔蘭亭集の序〕固(もと)より死生を一にするは爲(た)り、彭(長生者)殤(夭死者)を齊しくするは作爲るを知る。

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