化学辞典 第2版 「タンパク質の変性」の解説
タンパク質の変性
タンパクシツノヘンセイ
denaturation of protein
タンパク質が高次構造の破壊とともにその機能を失う現象.タンパク質の高次構造は水素結合,疎水結合などの非共有結合によって保持されている.これらの結合はいずれも10 kJ mol-1 内外の比較的弱い結合であり,熱,酸,アルカリ,有機溶媒,界面活性剤などの作用により破壊される.[別用語参照]タンパク質の構造の【Ⅴ】
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報