た・タ(読み)た

精選版 日本国語大辞典 「た・タ」の意味・読み・例文・類語

た【た・タ】

〘名〙 五十音図の第四行第一段(タ行ア段)に置かれ、五十音順で第十六位のかな。いろは順でも第十六位で、「よ」のあと「れ」の前に位置する。現代標準語の音韻では、舌先と上の歯茎との間で調音される無声破裂音 t と母音 a との結合した音節 ta にあたり、これを清音の「た」という。これに対して、「た」に濁点をつけた「だ」は、t と同じ調音点における有声破裂音 d と母音 a との結合した音節 da にあてられる。これを「た」の濁音という。「た」の字形は「太」の草体から出たもの、「タ」の字形は「多」の省略による。ローマ字では「た」を ta、「だ」を da と書く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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