最新 地学事典 「ダイアミクタイト」の解説
ダイアミクタイト
diamictite
粘土から巨礫や巨大な岩塊までを含む,塊状無構造の砕屑性堆積岩についての一般的かつ記載的名称。未固結のものはダイアミクトン(diamicton)と呼ぶ。定義には礫の密集度は含まれていないため,基質支持ではなく礫支持の場合もありうる。通例,基質が泥~砂質泥であるため含礫泥岩(pebbly mudstone),含角礫泥岩,paraconglomerate, conglomerate mudstoneなどの名称で呼ばれることもある。漂礫岩やティロイドが氷河作用との成因的関係の有無を定義に含むのに対し,ダイアミクタイトやダイアミクトンは成因に無関係の語。このため,漂礫岩のほか,斜面崩壊に起因する堆積物や土石流堆積物,海底地すべり堆積物などさまざまなものが含まれる。
執筆者:久富 邦彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

