ダイズコンリュウバエ(読み)だいずこんりゅうばえ(その他表記)soybean root-gall fly

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダイズコンリュウバエ」の意味・わかりやすい解説

ダイズコンリュウバエ
だいずこんりゅうばえ / 大豆根瘤蠅
soybean root-gall fly
[学] Rivellia apicalis

昆虫綱双翅(そうし)目短角亜目ハエ群ヒロクチバエ科に属する昆虫。体長5.5~6ミリメートル、翅長4.5~5ミリメートル。体は光沢のある黒色。頭部前額は濃褐色で、両眼縁部は銀灰色触角は濃褐色。顔面および口縁部と頭頂は光沢のある黒色。胸部背面には灰色粉よりなる太い2縦条がある。はねは透明で翅脈黄褐色。前縁部はやや黄色を帯びる。翅頂には2室にわたって黒褐色の斑紋(はんもん)がある。脚(あし)は一様に黄褐色。腹部の光沢はやや銅色を帯びる。幼虫土中ダイズの根粒を食害することが知られている。日本全土および中国に分布する。

[伊藤修四郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android