普及版 字通 の解説
17画
[字訓] にぶい・おろか
[説文解字]
[字形] 形声
声符は臺(だい)。〔説文〕十二下に「遲鈍(ちどん)なり」とあり、〔段注〕にいまの癡(痴)(ち)というのと同じとする。金文の〔叔徳(しゆくとくき)〕に「臣(しんだい)十人」を賜うことがみえ、〔左伝、昭七年〕に「僕・臣・臺」など十等の徒隷の名をしるしている。字はまた(だい)に作り、とは女奴をいう。
[訓義]
1. にぶい、おろか。
2. 女奴。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 オソシ 〔字鏡集〕 ニブシ・オソシ
[語系]
・駘は同声。駘(たい)は駑馬。にも遅鈍の意があり、女奴をいう。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報