ダッダ（その他表記）Daddah, Moktar Ould

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ダッダ
Daddah, Moktar Ould

[生]1924.12.25. フランス領西アフリカ，ブティルミ
[没]2003.10.14. フランス，パリ
モーリタニアの政治家。初代大統領（在任 1961～78）。セネガルのサンルイのフランス人学校を経てパリ大学で法律を学んだ。1958年モーリタニア再編成党 PRMを結成して独立運動を指導，1959年首相。1961年初代大統領兼国防大臣。モーリタニア人民党 PPM書記長となった 1965年にアフリカ＝モーリシャス共同機構 OCAM議長，1971～72年アフリカ統一機構 OAU議長を務めた。1976年大統領に 4選。1978年7月10日ムスタファ・ウルド・サレク大佐の軍部クーデターで失脚。

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世界大百科事典（旧版）内のダッダの言及

【モーリタニア】より

…51年の選挙では保守派勢力のモーリタニア進歩同盟が多数を占めた。独立運動の高揚から，56年フランスは地方議会より選出した行政府を設け，副首相に弁護士のダッダMoktar Ould Daddahが選ばれた(首相はフランス人高等弁務官が兼任)。58年にはフランス共同体を構成する自治共和国の一つとなり，60年11月28日に独立を宣言した。…

※「ダッダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」