ダブリンコア(読み)だぶりんこあ(その他表記)Dublin Core

図書館情報学用語辞典 第5版 「ダブリンコア」の解説

ダブリンコア

Dublin Core Metadata Initiative(DCMI)が維持管理をしている,情報資源を記述するためのメタデータの要素および語彙.「コア(核となる)」という名称のとおり,メタデータの相互運用性のために,領域横断的に使用可能とすることが意図されている.15の基本的なメタデータ要素(タイトル,作成者,主題,内容記述,公開者,寄与者,日付,資源タイプ,フォーマット,識別子,出処,言語,関係,時空間範囲,権利情報)は「ダブリンコアメタデータ基本記述要素集合」(DCMES: Dublin Core Metadata Element Set)と呼ばれ,ISO15836-1として国際規格化されている.1997年に確定したDCMESはそのシンプルさ故に広く普及したが,より厳密で精緻なメタデータ記述が必要とされたことから見直しが図られ,2008年に,DCMESの15要素を含む計55のメタデータ要素等を定義した「DCMIメタデータ語彙」(DCMI Metadata Terms)が公開された.これは,2019年にISO15836-2になっている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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