だらん

精選版 日本国語大辞典 「だらん」の意味・読み・例文・類語

だらん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 力なく垂れ下がるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「だらんと垂れ下った頸っ玉が痛くなるやうな重い頭は」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の家)
  3. 勢いがなくたるんでいるさま、だらしないさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「窓の下の事務机の前にだらんと腰掛けた准尉の横側に」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のだらんの言及

【ワヤン】より

… 上演は原則的には劇場などでは行われない。個人の家または公共建築物の内で催され,ダラン(人形師)一座がそこに招かれる。その場にまずクリル(白い幕)が張られ,1灯のブレンチョン(人形の影を投ずるための光)を設置し,ブレンチョンの下にダランが座る。…

※「だらん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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