ダンダラカマイルカ(その他表記)Lagenorhynchus cruciger; hourglass dolphin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダンダラカマイルカ」の意味・わかりやすい解説

ダンダラカマイルカ
Lagenorhynchus cruciger; hourglass dolphin

クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科カマイルカ属。計測例がわずかであり,体長は雄約 1.6m,雌約 1.8mという記録がある。出生体長は推定 1m程度。体色は白色を呈する腹部を除き,ほぼ全身黒色。眼後方から尾柄部にかけて,体側に大きな白斑がある。この斑は中央の幅が狭く,砂時計の形に似ていることから,スナドケイイルカとも呼ばれる。体型は紡錘形で太く短い。噴気孔は 1個で頭部正中線上にある。嘴(くちばし)は短く小さいが,前頭部との境は明瞭。尾柄部は尾鰭(おびれ)に向かい急に細くなり,上下のキール(稜状の隆起)は著しい。背鰭は体の中央に位置し,かなり高く,鎌状で後方へ傾く。上下顎骨に左右 28対程度の小さく鋭い円錐歯が並ぶ。通常 1~6頭程度で行動するが,まれに 40頭以上の群れをなす。非常に活発に行動し,高速で泳ぎ,船首波や横波に乗るが,水面を跳びはねることはほとんどない。小型魚類を捕食すると考えられている。南半球の高緯度海域に分布し,南限は南極大陸の氷縁付近であるが,北限は不明。大洋域に生息するが,島周辺や水深 200m以浅の海域に出現することもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む