ダース(その他表記)Deśabandhu Chitta Ranjan Dās

改訂新版 世界大百科事典 「ダース」の意味・わかりやすい解説

ダース
Deśabandhu Chitta Ranjan Dās
生没年:1870-1925

ベンガル出身のインド民族運動の指導者。〈デーシュバンドゥ(国の友)〉と称された。1894年イギリスで弁護士の資格をとり,帰国後カルカッタ高裁で活躍。1908年のアリポール爆撃事件でオーロビンド・ゴーシュの弁護をつとめて有名となる。17年以降は国民会議派の民族運動に積極的に参加し,22年の国民会議派ガヤー大会では議長をつとめる。しかし19年インド統治法下の州立法参事会への参加をめぐってガンディー派と対立し,〈参事会内からの非協力〉を主張して議会闘争の必要を説き,モーティラール・ネルーらと〈スワラージ(独立)党Swarāj Party〉を結成。インドの政治目標として〈自治領地位〉の獲得を掲げた。
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ダース
dozen

同一種類の物品12個を1組として数えるときの単位英語に由来し,この単位を用いるときは,例えば鉛筆1ダースというように,物品を特定しなければならない。この場合,ダースは〈物の数〉の単位になるが,英語では純粋な数の12として用いる場合もある。また,12ダースを1グロスともいう。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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