チウロン江(読み)チウロンこう(その他表記)Jiulong jiang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チウロン江」の意味・わかりやすい解説

チウロン(九竜)江
チウロンこう
Jiulong jiang

チャン (漳) 江ともいう。中国南東部,フーチエン (福建) 省南部を流れる川。源流は省南西部のタイマオシャン (玳瑁山) 山脈に発するワンアン (万安) 渓で,南東流してポーピンリン (博平嶺) 山脈の北端,次いでタイユンシャン (戴雲山) 山脈の南端を横断して,チャンチョウ (漳州) 平原に入り,シー (西) 渓を合せてシヤメン (厦門) 湾に流入する。長さ 258km。下流水量も多く,航行に利用され,右岸のロンハイ (竜海) 県シーマー (石碼) 鎮は宋代以後,チャンチョウ市の外港としてにぎわった。チャンチョウ平原は省南部の穀倉で,熱帯性の果実も多く産する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android