ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェオルル」の意味・わかりやすい解説 チェオルルceorl イギリス,アングロ・サクソン時代の自由農民。武器を帯び,地区裁判に出席し,国王に直接納税するなどの特権を有した。殺害された場合は,人命金として 200シリングの贖罪金が要求できた。エリート級の農民層を形成していたが,7~12世紀に徐々に解体。一部は王の近習として世襲貴族に昇格したが,大部分は貧困とノルマン・コンクェストの結果,自由のない農奴身分に転落し,チェオルルは 14世紀には蔑称となるにいたった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by