チェク

化学辞典 第2版 「チェク」の解説

チェク
チェク
Cech, Thomas Robert

アメリカの生化学者.グリンネル大学で化学を学び,1975年カリフォルニア大学バークレー校のJ. Hearstのもとで学位を取得.マサチューセッツ工科大学のM. Pardueのもとで研究し,1978年コロラド大学ボールダー校に着任.1983年化学・生化学部教授.1998年からはハワードヒューズ医学研究所研究員を兼任し,2000年所長に就任.原生動物TetrahymenarRNA前駆物質が自己スプライシングによって成熟rRNAになることを発見し,酵素活性をもつRNAリボザイムと名づけた(1982年).この業績で,1989年同じくRNAの触媒作用を発見したS. Altman(アルトマン)とともにノーベル化学賞を受賞.それまでタンパク質だけがもつとされた酵素活性を,遺伝情報を伝達するRNAももつことを示したことによって,W. Gilbert(ギルバート)らのRNAワールド概念の提唱へとつながった.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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