チェコスロバキア文学(読み)ちぇこすろばきあぶんがく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェコスロバキア文学」の意味・わかりやすい解説

チェコスロバキア文学
ちぇこすろばきあぶんがく

現在のチェコ共和国、スロバキア共和国の地で、初めて文学がおこった9世紀の大モラビア国、それに第一次世界大戦後の第一共和国、さらに第二次世界大戦後の社会主義時代と、チェコとスロバキアはチェコスロバキアとして一つの国を形成していた。そして、その文学はスロバキア語が文語として確立する以前にはチェコスロバキア文学として扱われてきた。

 チェコスロバキアの文学では伝統的に18世紀までを古代チェコ文学とよび、以後を現代チェコ文学とよぶが、スロバキアで本来の意味のスロバキア文学がおこったのは18世紀末からで、それ以前はチェコ文学と区別なしに取り上げられている。

 1993年、両共和国は平和裡(へいわり)に分裂し、その後はチェコ文学とスロバキア文学は独立したものとなっている。

[千野栄一]

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