チェボクサルイ(その他表記)Cheboksary

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェボクサルイ」の意味・わかりやすい解説

チェボクサルイ
Cheboksary

ロシア,チュバシ共和国首都ニジニーノブゴロド (旧ゴーリキー) の東約 200km,ボルガ川中流部右岸の河港都市。年代記の 1371年の項に現れ,1555年要塞が建設された。 1920年チュバシ自治州の州都,25年同自治共和国の首都となり,39年鉄道が通じてから急速に発展した。チュバシの政治,経済,文化の中心地で,チュバシ大学 (1967) ,農業大学,教育大学,V.I.チャパーエフ博物館,美術館,交響楽団などの教育・文化施設がある。主要工業は機械 (電機,農業機械部品) ,綿織物,木材加工,食品などの工業である。近郊ノボチェボクサルスクに大規模な水力発電所があり,化学工業が発達している。ニジニーノブゴロドとカザンを結ぶハイウェー通り,南のカナシで幹線鉄道から分岐する支線の終点人口 45万3645(2010)。

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