チュバシ

デジタル大辞泉 「チュバシ」の意味・読み・例文・類語

チュバシ(Chuvash)

ロシア連邦にある22の共和国の一。モスクワの東約600キロメートル、ボルガ川右岸に位置する。首都チェボクサリ。トルコ系ながらロシア正教徒のチュバシ人基幹民族自動車産業などが盛ん。チュヴァシ。

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百科事典マイペディア 「チュバシ」の意味・わかりやすい解説

チュバシ

ロシア,ボルガ川中流右岸に住むチュルク系民族。東方からのチュルク系民族と先住のフィン・ウゴル系民族との混交により15―16世紀ころ民族形成,カザン・ハーン国の支配をへて1551年ロシア支配下に入る。養蜂・穀作・狩猟生業とし,ロシア化のもとでも異教的儀礼保持,16―19世紀にしばしば農民反乱を起こした。ソ連時代の1925年チュバシ自治共和国を形成,1990年主権宣言を行いチュバシェニ共和国と改称。首都はチェボクサリ。人口131万3900人(2002)中,チュバシ人は約68%と多数派だが,チュバシ語の母語率は4分の3でロシア化がすすんでいる。
→関連項目ソビエト連邦

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