普及版 字通 「チ・ぬる・きざはし」の読み・字形・画数・意味
15画
[字訓] ぬる・きざはし
[説文解字]
[字形] 形声
声符は犀(さい)。犀に遲(遅)・穉(ち)の声がある。〔説文〕十三下に「(ぬ)りたる地なり」、また「禮に、天子は赤(赤い漆食(しつくい))にす」とあり、〔漢官儀〕に「殿上を丹と曰ふ」とみえる。漢の未央宮は青瑣(せいさ)丹、後宮は玄彫庭であったという。
[訓義]
1. ぬる、つちぬる、漆食でぬりつめる。
2. きざはし、きざはしの上の空地。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ニハ・アカキツチ・サク・ハサマル〔立〕 ヌル・カベ・ミチ・ハシ・アカキツチ・ニハノツチ 〔字鏡集〕 ニハ・シマ・サク・ハサマル・ニハノミチ・アカツチ
[熟語]
砌▶・廡▶
[下接語]
・階・玉・軒・玄・香・青・赤・丹・・幽・瑶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報