デジタル大辞泉 「チャイカミー」の意味・読み・例文・類語 チャイカミー(Kyaikkami) ミャンマー南東部の町。旧称アマースト。モン州の州都モーラミャインの南約50キロメートル、アンダマン海のモッタマ湾に面し、港湾をもつ。第一次イギリスビルマ戦争ののち、英国が統治拠点を置いた。仏教寺院イーレーパゴダは、紀元前にスリランカから流れ着いたという四つの仏像を安置するために建立され、満潮時に水上寺院になることで有名。チャイッカミ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャイカミー」の意味・わかりやすい解説 チャイカミーちゃいかみーKyaikkami ミャンマー(ビルマ)南東部の港町。旧名アマーストAmherst。アンダマン海、マルタバン湾東岸、アマースト岬北側に位置。人口4万7800(2003推計)。第一次イギリス・ビルマ戦争の結果、イギリスが1826年にテナセリム(現タニンタリー)地方を併合した際、沿岸貿易の拠点および休養地として建設し、当時のインド総督の名をとって命名した。ヤンゴン(ラングーン)やモールメンの繁栄の陰にこの町は寂れ、独立後の現在は小漁村にすぎない。[酒井敏明] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例