チャユニュー遺跡(読み)チャユニューいせき(その他表記)Çayönü

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャユニュー遺跡」の意味・わかりやすい解説

チャユニュー遺跡
チャユニューいせき
Çayönü

トルコ南東部,ディヤルバクル近郊にある先土器新石器文化の遺跡。ユーフラテス川中流域で成立した先土器新石器文化がアナトリア高原に拡散した遺跡と考えられる。多く長方形部屋のある建物群が発見されている。遺物では打製石器も多いが,製粉具が多量に発見されているのが特徴的。穀物農耕が重要な意味をもっていたと推測される。ヤギヒツジの骨は少く,この点ではユーフラテス川中流域の先土器新石器文化とは異なった様相を示している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む