チャユニュー遺跡(読み)チャユニューいせき(その他表記)Çayönü

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャユニュー遺跡」の意味・わかりやすい解説

チャユニュー遺跡
チャユニューいせき
Çayönü

トルコ南東部,ディヤルバクル近郊にある先土器新石器文化の遺跡。ユーフラテス川中流域で成立した先土器新石器文化がアナトリア高原に拡散した遺跡と考えられる。多く長方形部屋のある建物群が発見されている。遺物では打製石器も多いが,製粉具が多量に発見されているのが特徴的。穀物農耕が重要な意味をもっていたと推測される。ヤギヒツジの骨は少く,この点ではユーフラテス川中流域の先土器新石器文化とは異なった様相を示している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む