アナトリア高原(読み)あなとりあこうげん(その他表記)Anatolian Plateau

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アナトリア高原」の意味・わかりやすい解説

アナトリア高原
あなとりあこうげん
Anatolian Plateau

トルコの小アジア半島内陸部を占める盆地状の高原。アナトリアとはトルコ領アジアの名称であり、トルコ語ではアナドルAnadoluという。標高800~1200メートル。東に向かうほど高度を増し、アルメニア高原へとつながる。北はポントゥス山脈によって黒海と、南はトロス山脈によって地中海と、それぞれ隔てられているため海洋の影響が及ばず、年降水量は200~400ミリメートルにとどまり、中央部にはトゥズ湖のような塩湖やステップもみられる。農業の困難な地域では、モヘア糸のとれるアンゴラヤギヒツジ牧畜が盛んであるが、灌漑(かんがい)用ダムの建設や地下水利用が進み、小麦、ヒマワリブドウテンサイ、タバコなどが栽培される。首都アンカラのほかコンヤ、カイセリシバスなどの都市が存在する。

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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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