チャーノカイト系列(読み)チャーノカイトけいれつ(その他表記)charnockite series

岩石学辞典 「チャーノカイト系列」の解説

チャーノカイト系列

岩石系列で,ハイパーシン花崗岩(charnockite)からノーライト(norite)に似た輝岩(pyroxenite)に至る範囲の岩石からなり,全体を通じて紫蘇輝石hypersthene)が存在する特徴がある.カルカッタの都市の基礎を作ったチャーノック(Job Charnock)の墓石に用いられたのがチャーノカイト(charnockite)で花崗岩的な岩石である.この名称ホランドが提案し,チャーノカイトとチャーノカイト系列の名称は,成因的にインドの岩石と関係が証明されない限り,インド以外の岩石には用いないように希望を述べている[Holland : 1900].同様の岩石は他の地域でも発見されており,特にアフリカのものについてはグローブスが記載している[Groves : 1935].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む