チュクチ海(読み)チュクチかい(その他表記)Chukotskoe more; Chukchi Sea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チュクチ海」の意味・わかりやすい解説

チュクチ海
チュクチかい
Chukotskoe more; Chukchi Sea

北極海の縁海の一つ。ロシア北東端,チュクチ半島沖にあり,ベーリング海峡を介して北太平洋のベーリング海に続く。東はボーフォート海につながり,西はウランゲリ島を境に東シベリア海に通じている。南は北東シベリアと北西アラスカ,北は大陸棚で限られる。冬は氷におおわれるが,7~10月は浮氷が北に退くので,沿岸航路は確保される。ベーリング海峡を通じて北太平洋の暖かい海水がわずかに流入する。数種のアザラシ類,セイウチ生息クジラ類と多数の海鳥が夏に訪れる。海の名はシベリア沿岸に住む先住民にちなむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む