チューブラー・ベル(読み)チューブラーベル

音楽用語ダス 「チューブラー・ベル」の解説

チューブラー・ベル(チューブ・ベル、ベル)[tubular bells]

長い金属チューブ(筒)を縦に半音階差で並べたもの。黒鍵に相当する音程のチューブは後列の上に突き出して配置してある。楽器の高さは1.8メートル程。音程によってチューブの長さは異なる。チューブの上端は閉じてあり、下端は開放されている。西洋教会の鐘の音をシミュレートした楽器で、非常に澄んだ余韻の長い音色を持つ。演奏は木槌で管の上端の側面を叩き、余韻の調節ダンパーペダルで行う。音域はC3からF4だが、倍音が多くオクターブ上、または別の音程にも聞こえる。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android