ちょうこくぐ座(読み)ちょうこくぐざ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ちょうこくぐ座」の意味・わかりやすい解説

ちょうこくぐ座
ちょうこくぐざ / 彫刻具座

冬の宵の南の地平線上低く見える星座。五等星以下の暗い星ばかりなのでほとんど人目につかない。18世紀のフランスの天文学者N・L・ラカイユが、エリダヌス座とはと座の間の星座のなかった部分を埋めるために設定したもの。彼の星図には、彫刻用ののみらしいもの2本がリボンで結ばれた絵柄が描かれているが、星の配列からその形を連想するのはむずかしい。

[藤井 旭]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ちょうこくぐ座」の意味・わかりやすい解説

ちょうこくぐ座
ちょうこくぐざ
Caelum

彫刻具座。 1752年 N.ラカイユによって新設された南天星座。概略位置は赤経4時 50分,赤緯-38°。1月下旬の宵に南中する。α星は 4.5等。

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